名演から学ぶ、ジャズアドリブ研究

~脱初心者を目指す方へのジャズ研究ブログ~                                                              

アドリブ研究

"Just Friends" by Lee Morgan(2)

ではリー・モーガンのアドリブを分析してみます。この演奏に関しては動画にトランスクライブ(採譜)したものが無かったので、自分で部分的に採譜してみました。 この曲はFメジャーで演奏されることが多いですが、これはA♭メジャーキーでの演奏です。 ギタ…

"Just Friends" by Lee Morgan(1)

今回はジャズオルガンの巨匠、ジミー・スミスがブルーノートに残した「ハウス・パーティー」から、トランペットのリー・モーガンのアドリブを分析してみます。 いわゆる神童と呼ばれるミュージシャンの中でも、このリー・モーガンは特別な気がします。一般に…

"Summertime" by Chet Baker

今日はジョージ・ガーシュイン作の有名なスタンダード「サマータイム」を取り上げます。 おそらく世界で一番有名な夏の歌かもしれませんね。黒人の母親がわが子に聞かせる子守唄、ということは知らなくても、この曲の背後にある憂鬱の影は容易に感じ取れるで…

"All Of Me" by Sonny Stitt

今回はビバップの巨匠にして「ジャズサックスの教科書」とも呼ばれるソニー・スティットの演奏を取り上げます。 いろんなサックス奏者の話を聞くと、スティットの演奏をよくコピーした、という人は多いみたいです。 この理由として、彼が残した作品の数があ…

"You'd Be So Nice To Como Home To" by Art Pepper (2)

まず冒頭の3小節はEmの循環進行になっています(0:13~0:18)。|Em7(Ⅰm7)→C#Φ7(ⅥΦ7)|F#Φ7(ⅡΦ7)→B7(Ⅴ7)|Em7(Ⅰm7)という形ですが、1小節3,4拍目のⅥΦ7はなしで、トニックマイナーのEm7を続けることも多いです。 1小節目はEメロディッ…

"You'd Be So Nice To Come Home To" by Art Pepper (1)

コール・ポーター作の有名なスタンダードです。女性ヴォーカリストのヘレン・メリルが、トランペット奏者クリフォード・ブラウンとの共演で録音したヴァージョン(アレンジはクインシー・ジョーンズ)も有名ですが、インストではこのアルト奏者アート・ペッ…

"Bye Bye Blackbird" by Miles Davis (2)

Fメジャーkey。B♭譜ではGメジャーになります。 まずこの演奏全体を通して、音使いは決して複雑なものではありません。コードトーン主体の穏やかな旋律です。 また小節をまたぐロングトーンが多いのも特徴ですね。きっとマイルスは2小節で一つぐらいの気…

"Bye Bye Blackbird" by Miles Davis (1)

今回は帝王マイルス・デイビスの名演「Bye Bye Blackbird」を解説したいと思います。 この曲が収められた名盤「Round About Midnight」は1956年に発表され、前年に発足したMiles Davis Quintetの名声を高めるきっかけを作った最初の作品です。 ちなみに…

"Blue Bossa" by Dexter Gordon

今回はトランペット奏者ケニー・ドーハム作の名曲「ブルーボッサ」を取り上げます。 オリジナルはテナーサックス奏者ジョー・ヘンダーソンのデビュー作である名盤「ページ・ワン」の一曲目に収められています。 ここでサイドマンとして参加しているドーハム…

"Moritat" by Sonny Rollins

名盤「サキソフォン・コロッサス」から、当時26歳のロリンズが残した名演を取り上げてみましょう。原曲はドイツの作曲家クルト・ワイル作で「マック・ザ・ナイフ(匕首マッキー)」のタイトルでもおなじみです。 テーマメロディやコード進行がシンプルなの…

"Billie's Bounce" by Charlie Parker

ジャズブルースの定番でセッションでもよく演奏されます。動画には最初のテーマメロディがありませんが、パーカーの曲はテーマから既にフレーズネタの宝庫ですので、ぜひ分析してみましょう。 アルトサックスなのでE♭譜ではkey=Dになります。実音(コンサ…