名演から学ぶ、ジャズアドリブ研究

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"You'd Be So Nice To Come Home To" by Art Pepper (1)

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コール・ポーター作の有名なスタンダードです。女性ヴォーカリストのヘレン・メリルが、トランペット奏者クリフォード・ブラウンとの共演で録音したヴァージョン(アレンジはクインシー・ジョーンズ)も有名ですが、インストではこのアルト奏者アート・ペッパーの演奏が決定的な名演として知られています。

 

この曲が収められた「Art Pepper meets The Rhythm Section」(1957年)はジャズの名盤、特に「初心者が最初に聴くべき一枚」としてよく紹介されています。

 

実をいうと、私はこの作品を持っていません^^。ただ一曲目のこの曲だけは何度も聴いてはいますが。

 

ここでバックを務めているのは当時マイルス・デイビスクインテットのレギュラーメンバーだった3人。レッド・ガーランド(p)、ポール・チェンバース(b)、フィリー・ジョー・ジョーンズ(d)という最高峰の「Rhythm Section」を迎えての録音で、ペッパー自身相当びびっていたそうです。

 

当時のペッパーは麻薬中毒真っ盛り。この時も不安を紛らわせるため、当日に麻薬を打って録音に臨んだとか。 

 

透き通るようなペッパーのアルトサウンドは、ジャケットの印象とも相まって、カリフォルニアの光に溢れた開放感を与えてくれます。

 

東海岸のハードバップの激しさやアングラな雰囲気とは対極で、これを洗練ととるか、淡泊ととるかは聴き手によるでしょうね。

 

前述の通り、私はこの作品に限らずペッパーをあまり聴きこんでいませんが、この演奏は何度聴いても素晴らしい。

 

次回、動画を使って分析します。