名演から学ぶ、ジャズアドリブ研究

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ジャズブルースの基本 ~コードと使用可能なスケール~

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ジャムセッションで欠かすことのできないブルース。ジャズにおいては、初顔合わせの相手同士が挨拶代わりと同時に、互いの力量を探り合う意味でも演奏されます。

 

パット・メセニーも「ジャズは結局、ブルースと循環だ」と看破したように、ブルースを制する者はジャズを制す、といっても言い過ぎではないでしょう。

 

ジャズではFキーの曲が多く見受けられます。ブルースも例外ではありません。この理由として、ギターやピアノ等の実音楽器とサックスやトランペット等の移調楽器が一緒に演奏する場合、双方とも#や♭が少ない調号になるからです。

 

Fメジャーkeyは実音楽器にとっては

 

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そのまま調号が♭1つのFメジャーキーですし、

 

 

トランペットやテナーサックス等のB♭楽器は

 

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調号が#1つのGメジャーキーに、

 

 

アルトサックスやバリトンサックス等のE♭楽器は

 

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#2つのDメジャーキーとなります。やはり派生音が多いキーはやりにくいですからね。

 

 

Fブルースの基本的なコード進行は以下の通りです。

    

 

    F7 | B♭7 | F7 |Cm7 F7|

   B♭7 | Bdim | F7 |Am7 D7|

   Gm7 | C7 |F7 D7 | Gm7 C7|

 

 

ブルースの特徴はトニック、サブドミナントもドミナントセブンスコードに変化している点です。

 

トニックのFM7がF7に、サブドミナントのB♭M7もB♭7になっていますので、必然的にスケールは

 

      F7(T)=Fミクソリディアン

      B♭7(SD)=B♭ミクソリディアン

      C7(D)=Cミクソリディアン

 

という、それぞれのミクソリディアンスケールが基本となります。

 

もちろんシンプルな3コードブルースと同じように、FキーなのでFマイナーペンタトニック一発で弾く事もできますが、それじゃあまりに芸が無さすぎますし、セッションでやったらアホ扱いされます^^

 

まずはミクソリディアンの音使いを意識しながら、コードの変わり目にコードトーン、特に3度と7度のガイドトーンを持ってくることでフレーズは表情豊かになるでしょう。

 

ブルースの演奏において8小節目は重要な部分です。サブドミナント代理に当たる9小節目Ⅱm7(Gm7 in Fkey)、そこに向かうセカンダリードミナントのⅥ7(D7 in Fkey)は次のⅡm7での解決感を強くするため、オルタードテンション系のスケールを使います。

 

Dオルタードドミナントスケール

 

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ジャズの響きに欠かせないスケールで、5度進行するドミナントコード上でこれを弾くと面白いようにジャジーなフレーズになります。他にも

 

DハーモニックマイナーP5thビロウ(Dhmp5とも)

 

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Dコンビネーション・オブ・ディミニッシュ(通称コンディミ)

 

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これらのスケールに共通するのは、Dにとってテンションの9thに当たるE音に#や♭が付いている事です。これをオルタードテンションといい、5度進行を強く促します。

 

これらのスケールを次のコードへ5度進行している4小節目のF7や、同じく10小節目のC7にも取り入れてみると本格的にジャジーなフレーズになりますので、是非音を出して確かめてみて下さい。

 

 

アドリブのフレーズ例はこちらも参考にしてみて下さい。

http://loopin.hatenablog.com/entry/2016/05/23/104134