"Bye Bye Blackbird" by Miles Davis (2)



Fメジャーkey。B♭譜ではGメジャーになります。

まずこの演奏全体を通して、音使いは決して複雑なものではありません。コードトーン主体の穏やかな旋律です。

また小節をまたぐロングトーンが多いのも特徴ですね。きっとマイルスは2小節で一つぐらいの気持ちで吹いていたのかもしれません。

どうしても楽器奏者は1小節単位でフレーズの流れを意識してしまいがちです。そうするとメロディの横の流れがぶつ切りになり、良くいえばスリリング、悪くいえば機械的な印象を聴き手に与えます。実際それがビバップというスタイルだともいえるでしょう。

マイルスが新鮮だったのは、そんなビバップ全盛の時代に水平的(ホリゾンタル)なメロディを意識した、より人間生理に近い歌のようなアドリブを指向した点かもしれません。

その中でドミナントコードでは比較的動きのあるフレーズを吹いています。(0:59~1:01)

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9thからオクターブ下のルート音E♭まで、ほぼミクソリディアンスケール内の音ですね。

ⅡⅤフレーズも音使い、譜割り共に簡潔にまとめています。(1:42~1:47)

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このように音がなだらかに上昇下降しています。

この演奏から学ぶべきは音と音の間やアーティキュレーション(表情付け)などの面でしょうね。そして演奏する上でのおおまかなコンセプトのようなものでしょうか。



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